カテゴリ:現代詩( 3 )

「生命は」吉野弘

映画「空気人形」に「生命は」という詩がでてきます

とつとつと、語られはじめることばの断片に

この映画の主題のようなモノを感じたのは私だけでしょうか



「生命は」吉野弘

生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?

花が咲いている
すぐ近くまで
虻(あぶ)の姿をした他者が
光をまとって飛んできている

私も  あるとき
誰かのための虻(あぶ)だったろう

あなたも  あるとき
私のための風だったかもしれない
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by hop-snap | 2009-10-20 01:12 | 現代詩

ウエブ女流詩人の集い「蘭の会」

「洋食屋さんと詩をかく人としての活動についての文章と
女流詩人へ はげましのメッセージをかいていただけませんか
かるーく書いていただければけっこうです」

などとお願いされ、

軽く引き受けたら たいへんでした。

ふだん文章をあまり書きませんから


敬愛する、と言えるひとは今のところ2人しかいなくて

そのひとりのゆみ子さんの話です

詩など書かない祖母の話
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by hop-snap | 2009-07-07 01:20 | 現代詩

「こころのたねとして」

敬愛する上田假奈代さんから本が届く
「フェスティバルゲートからの引越の最中に作っていた本です」
という、MEMOとともに

「声とことばとこころの部屋」(通称COCOROOM)のNPO活動は
ひじょうに地味で
ほとんどお金と関係なくて
福祉を削っていこうとする政治とは相反するように見え
参加する人たちも
なんかどこか、うまくいかない部分をかかえてている人だったり
非常にマクロな感じで分かりにくく
その成果も活動自体も簡単に語ることができない
(私の説明能力が足らないことも大いに関係するのですけれど)

COCOROOMの活動を
設立当初から見てきたけれど
そのごく一部が
印刷物となって

なんだか、ウンウンそんな感じだった
とみょうに納得

その一つの足跡のような
一冊の本ができました

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by hop-snap | 2008-05-24 00:56 | 現代詩