カテゴリ:アートを見る( 51 )

河井寛次郎記念館

東山五条まできたので、前々から気になっていた「河井寛次郎記念館」へ

以前に河井寛次郎の陶器作品はいくつも見ました

かなり素朴と偶然のような必然、

色づかいと造形がおもしろく緻密とは正反対の絶妙なバランス感覚で天才です

その自宅であった建物が記念館になっています。

普通のお宅におじゃまする感覚で、引き戸を開けて「こんにちは」

案内と出てくる人がいなかったら、わかりません


すばらしい庭があるとか、作りがすばらしいとかではなくて

日本家屋で、木の感覚と、土の感覚と、風の感覚

季節が良かったのか、なんだか和みました

日本人てやっぱり自然を取りこんだ暮らしが、いちばん良いように思います

のんびりと何も考えず、少しだけボーッとして、失った時間を取り戻した気がしました
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by hop-snap | 2009-09-24 01:39 | アートを見る

清水三年坂美術館「超絶技巧の明治の牙彫・木彫」

清水さんの産寧坂の途中にある 「清水三年坂美術館」

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高光光雲作のキツネの彫り物がチラシにあり気になっていました

高光光太郎のお父さんですね、光太郎も「鯰」などいつくか作品を見ましたが、父にはかないません

このところ感度が落ちているので、どうだろう?と思って

七宝・彫金・彫刻などが展示されています

題名にありますが、まったく超絶技巧です。

中国の彫刻もかなり精密なものが多いのですが、負けていませんって言うか

日常的な花鳥風月、その自然の中に美しさがあり

日本的に出来上がっていて、やり過ぎ感がなくて日本人ってやっぱすごいんだわと思いました

ロビーに美しい本物のトルコ石があって良いなぁとながめて帰りました。

本物のトルコ石を見る機会はあまりありません

このところ本物のトルコ石が、お守りで欲しいなあと思って見ています
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by hop-snap | 2009-09-24 01:20 | アートを見る

ウィリアム・ケントリッジ—展

ウィリアム・ケントリッジ
歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……
京都国立近代美術館
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う〜ん

ドローイングを、書いて消して、書いて消して、書いて消して、、、、
このくり返しでアニメーションにしたという作品

実験的映像作品として評価されているのだろうなという印象

この手の映像作品としては、見せ方を頑張っているし展示の方法が洒落ています

アニメーションに至までに見たドローイングはまあいい感じだったのだけれど、

ドローイングをアニメーションにした時点で情報量が多すぎました。

これを1時間以上集中的に見たものだから、眼精疲労がドドンとました

映像作品は、時間が強制的に制約されるから、難しいからサラッと流すということも出来ず

見たいタイミングで見られないことで、よけいに疲れるという結果に



このところ、ググッと来る美術展に出会えてないなぁ

道路を挟んで反対側の京都市美術館では「ルーヴル美術館展」

すでに長い行列が出来ていてムリって思いました

どうして日本人てブランドに弱いんだろうと思ってしまう

良いことは分かってるのだけれど、

ところてん方式で思うタイミングで見ることが出来ずやっぱり疲れるだろうなぁ

贅沢だけど、静かにいい作品と合いたい
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by hop-snap | 2009-09-16 00:31 | アートを見る

ラウル・デュフィ展

JR伊勢丹の美術館「えき」に ラウル・デュフィ展 を見にいってきました

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マティスの影響を受けた色彩感とタッチ

明るい色づかいは好印象なのだけれど

どこかで見たような構図やらタッチやら色づかいやら、そういった感覚ばかりが先走って

私が不調なのか、わくわく感がなくてとけ込めず

ポスターになっている「バッハへのオマージュ」は良いのだけれど、、

なんだか私の望むストライクの作品がなくて空回りした感じ

どちらかというとデザイナーポール・ポワレと共に手がけた装飾美術のほうが好み

そして、水彩よりも油彩の方がこのひとの作品は好みです

どきどき感がなくて少し残念でした。

秋の始まりで、感覚が間延びしていたのかも

もっと他の作品を見たかった
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by hop-snap | 2009-09-03 02:09 | アートを見る

生誕120年 野島康三展 —ある写真家が見た日本近代—

京都近美の野島康三展

近代写真に寄与した人のようです。

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写真の持つ説得力をなんとかモノにしようと、

結局、モノの本質とは? というところに至った感じ

ローキーなのに、ストレスがない暗さと柔らかい豊かなモノクロ

逆光の影の中に、ほんの少し光りをあて

影の中にほんの小さな希望の光があるように撮影している

禅問答のような写真

現代の写真のスナップのようであって対極にある写真

あの時代カメラは機動性を持たなかったはず とすれば

スナップのような構図は、計算の中にある ということになる

写真はどこに行き着くのか



4階の常設展では「東松照明」の写真が展示されていた

きりりとした画面

写真にスキがなく 妥協がない スナップ

予定があり しっかりとした時間が取れず残念でしたが

すごい写真家であることは実感しました。森山大道やアラキが一目置くのも納得

写真の世界は、携帯電話の数ほどもあり はてしなく広い
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by hop-snap | 2009-08-08 00:39 | アートを見る

椿昇 GOLDWHITEBLACK

京都の近代美術館で開催している
椿昇 GOLDWHITEBLACK に行ってきました

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京都近代美術館は昨年からの改装の続きで4階は閉鎖中

入ってすぐ、白い大きなロケットのような風船が、
横にしても大きすぎて一階のフロアーに収まりきれず先端部が折れ曲がっていました。

いつもは階段を登ったところが入り口になっているのですが、ここは閉鎖
エレベータ、もしくは階段で展示されている3階へ
大きな作品群、いつもとは見る順が逆回転になり大きく四ブロックに分かれています

現代アートはコンセプトがあって作品があります
このコンセプトがどこにあるかがとても大事ですが、
それが作品としてどうかと言われると私には?

それぞれの作品はとてもサイズが大きく迫力がありますが、その内容について
私は心に残る何かを感じることができませんでした

近美をでると、平安神宮の大鳥居が眼に入り、なんだか空虚な気分になったのは
気づかない気持ちの底の方で、なにかを感じていたのかもしれないのですが
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by hop-snap | 2009-03-18 11:31 | アートを見る

千葉有紀子 写真展「Revolution」50年目のブタペスト」

京都寺町三条上ルのギャラリーヒルゲートに行ってきました

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2階のギャラリーでは、千葉 有紀子 写真展「Revolution」50年目のブタペスト」

千葉さんの写真展は幾度めかですが、だんだん良くなるような気がします。

写真展の内容は、ハンガリーのスナップ写真が中心ですが、
人物写真があまりよくありません
向かい合う人と真っ向から対峙せず、どこか遠いところに向かっているようです。

風景として、その点景としての人物は良くなってきています。
人の雰囲気を残す風景のような
何か記憶の残像のような風景写真でした。
いい意味で

  *

ヒルゲートの一階では藤井路夫展を開催中
で、ちょっと覗いてみました

かなり書き込んだ感じの風景写真と静物写真とねこ

琵琶湖やその周辺の風景で親近感があります
暖色系の色調で朝方、夕方の時間帯なのでしょうか優しい感じです。

私の好みはねこを書いたもの、技術的なことは分かりませんが
なんだか、ねこの持っているわがままで、のびやかで、とらわれていない感じが出ていて
好感を持ちました

ヒルゲートは昨年に改装して少し天井が低いながら2階建てのギャラリーになり
少し敷居が低くなりました

  *

ついでと言ってはなんですが、
卒展示期でいくつか回りました、

大谷大学 写真部『卒展』 ギャラリー・カト
モノクロ中心で構成されています。
プリントがもう少し上手かったらと思います、写真が好きなんだろうなという写真があり
それがにじみ出ていて良かったです。
少しうまくなってくると、分けの分からない展示法とか技法とかに行きがちですが
どんどんと写真の好きを追求して欲しいところです。

京都産業大学 写真部 卒業写真展
こちらの玉石混淆な感じ
上手いと思って撮っている人のは概しておもしろくない。
写真が好きな人の遊びのある写真がいいです
そういう人の写真は、好きなことの方向性があり、
たくさんの物質的な量と、たくさんの思い入れが溢れ
それがにじみ出ています。
写真の技術とか、レンズの性能とか、そんなのはそのうちに向上してきます
切り取られた写真に内在するカメラマン自身を見たいのです

LOVE展 同時代ギャラリー
いいギャラリーですが、展示スペースが難しいギャラリーです
LOVE展では、ピンクの巨大なかわいい系の良くわからない油絵とか
ピンとこないキャラクターものとかありました

ただ一つ、ばばかなこさんの作品群はとても楽しいと感じました
とても良いです。
このひとの作品を欲しいなと思うほどです
私の好みは、どうも作品うんぬんよりも
もしかしたら、楽しんで作っているか?の方へ傾いているようです
このひとの作品展が、もしも次もどこかであったら見てみたいです


ジェントルマンチック イノウエチカコ 作品展
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同じく同時代ギャラリーの小さい方のギャラリーでイノウエチカコさんの作品展
帽子と、その帽子をかぶっているキャラクターを展示
素材感と存在感が絶妙な感じです。
すこし話をして、つかう素材や技法に愛情を感じました

帽子という枠の中にどう表現するかを考えて
デザインや思いつきだけではなくてきちんと作品として商品として完成されています。
良いなあ、楽しいなあ
そんなことを感じる、帽子の作品展でした。
次の作品展があれば、また見たいと思いました。

ギャラリーざんまいの一日
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by hop-snap | 2009-02-12 14:34 | アートを見る

ロベール・ドアノー写真展 ~パリ・ドアノー~

ロベール・ドアノー写真展 ~パリ・ドアノー~

JR伊勢丹 7F 美術館「えき」KYOTO

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この人は、人が好きなのだろう

人の生き方や、生きる姿そのものに興味の対象があるように思う

ものごとをねじ曲げて見せようとしない真っ直ぐさがある

淡々としているが、とても鋭い観察眼と忍耐強さ持っているように思える

写真に愛がありユーモアがある

写真のセレクトもとてもいいし、テーマごとのわかりやすい展示にも好感

と思ったら

彼の2人の愛娘が創設したアトリエ・ドワノーの全面協力で、パリも好評だったらしい


とても楽しい写真展でした

JR伊勢丹
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by hop-snap | 2009-02-07 01:24 | アートを見る

小山剛男展「OLDDAYS BUT GOODDAYS」

小山剛男展

南方の海月文庫にて
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メールマガジンが届く
水墨画の時から英字新聞や切り抜きを貼り付けたりと
かなり個性的で魅力的な作品を作っていたので
気になって見てきました

最近は黒板に描いてテープや絵とか紙を貼った作品
白墨で書きたしたり消したりと
日々作品が変わっていくようです

上手いかどうかと言うと
たぶん上手いのだと思う
この絵を他の人はまねできないし
個性的な発想とバランス
同じ作品は存在しないし
うちにあっても良いなぁと思う

見ていて楽しい作品を作る
特別な存在
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by hop-snap | 2008-10-08 01:05 | アートを見る

梅田彩華写真展 読書する日

梅田彩華 写真展
「読書する日」

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星ヶ丘という駅をおりて坂を登り路地を曲がると
星ヶ丘洋裁学校という手作りっぽいプレートが見えた
今回の写真展の会場は、その奥にある SEWING TABLE COFFEE


何というか今の時代とは違う空間で
真夏の暑さにエアコンもないが
土壁と木陰と通り抜ける風と
気持ちよくゆっくりと時間が過ぎていく感じ


梅田さんの写真
今回初めて初期作品から新しいものまで見せていただきました

興味があったのは幼稚園の園児を撮った自作の写真集
マットな紙にプリントしたものを製本したもの
全部で7冊あったのですが
そのすべてを見ましたが「とても静かな写真」なのです


帰りの京阪でずっと「静かな写真」について考えていました
それは、子供達の個性なのか
カメラの視線にあるのか
カメラを持つ人の個性によるものなのか

写真には(モデルではなくて)撮る人が個性として写る
もちろん現実的にはモデルが写りますが、、、

「静かな写真」について
その静かさについて、しばらく考える日々が続きました
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by hop-snap | 2008-08-27 02:06 | アートを見る