今森光彦写真展「里山」
京都から滋賀へ途中越で向かって横道にそれると、 それほど遠くないところに滋賀県の仰木の里があります 10年ほど前に、何かのイベントで話を聞く機会があり まだまだ、自然が残っていますよ。と語られていたのが印象的でした 何かの撮影で、クヌギにカブトムシが来ているのを撮影した写真で 「今森さん、この写真やり過ぎでしょう、無理に付けたらダメですよ」と 編集の人に言われたらしい。 マキノは椎茸のホダギ(これがカブトムシの好きなクヌギの木)を捨てるところがあって そこで、たくさんカブトムシが育っているので、実際にわざとらしいほどいたらしいが 仕方がないので、間引いて撮影したとか 里山は自然と人の共存で出来ていて、何百年もつづいている管理された自然であり そこで、昆虫や植物も共生しながらバランスがとれている、などなど 今森さん本人も、かなり自然体で、それは写真にも出ている ライフワークの「里山」のシリーズを見ていると 私には、風景を通して人が見えてくる 人と自然と、大変だけどうまく共生している そのバランスの美しさ その自然が好きで、そこで暮らしながら写真を撮り続けていて 生きた時間の重みがあるように思う 里山の風景と、今森さんの生き方が、どこか重なっていて 同じような風景写真をいくら撮っても、その重さに勝てないんだろうな と、思った写真展 いい写真って何だろうなと、改めて考えさせられた とても良い写真展でした
by hop-snap
| 2007-10-03 01:47
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